背筋が痛む原因と痛み解消法

慢性的な背筋痛、背中痛

 

前項では軽い症状を説明しましたが、根本的な原因を解消しないと、症状が数ヶ月以上続いて慢性化してしまう恐れがあります。当然ながら、長期化するにつれて背中の筋肉のコリも硬くなって、範囲も拡大してきます。

 

背筋の痛みは軽度の時とあまり変わらなくても、痛い部分を押すと、更に強い痛みを感じるようにもなります。こうなってしまうと、マッサージを受けても強く押さないと効果が出にくくなります。

 

突然、背中がつったような強い痛みを感じるケースもあります。これは何気ない動作しかしていないのに、ある瞬間に突然背中(背筋)に激痛が走ります。ギックリ腰に似ているので、「ぎっくり背中」という俗称もあります。頭、腕、肩などを動かしても痛むので、なかなか辛い状態になります。しかしこれも、原因は前項と同様なのです。

 

このように痛みが長期間続くと、完治させるには痛みの根本原因を取り除かなければなりません。マッサージ、整体、鍼などによる症状緩和は可能ですが、結果はその場しのぎになってしまう場合も多いようです。

 

ここでも、小さな負荷のトレーニングやストレッチなどが必要です。デスクワークの合間にも、姿勢の矯正、休憩時のストレッチで背中をほぐすなどの対策が必要です。

 

慢性化した痛みはそう簡単には解消しないので、根気良く体質や環境を改善していかなければなりません。

 

あまりに症状がひどくて辛い場合は、一度整形外科を受診した方がいいかもしれません。